ニュース
» 2020年10月05日 18時28分 公開

西尾レントオールが本社の一部を屋外に一時移転、BCP実証実験で

 建機や通信機器などのレンタル業を手がける西尾レントオール(大阪市中央区)は5日、建設現場向けに貸し出している仮設の通信システムやトレーラーハウスなどが、新型コロナウイルス感染拡大のような緊急時や災害時のオフィスのBCP(事業継続計画)対策に有効か検証する実証実験を始めた。

[産経新聞]
産経新聞

 建機や通信機器などのレンタル業を手がける西尾レントオール(大阪市中央区)は5日、建設現場向けに貸し出している仮設の通信システムやトレーラーハウスなどが、新型コロナウイルス感染拡大のような緊急時や災害時のオフィスのBCP(事業継続計画)対策に有効か検証する実証実験を始めた。

photo 「西尾レントオール」は災害時などでも利用できるトレーラーボックス型の仮設オフィスに本社機能の一部を移した=5日午前、大阪市北区(鳥越瑞絵撮影)

 本社機能の一部を一時的に屋外施設へ移し、Wi−Fi環境を損なったりすることなく公園や緑地で通常の業務ができるか試す。実験で得られたノウハウをパッケージにして商品化することを想定しており、災害時や緊急事態にも柔軟に対応できる自治体の緑地開発などに生かしたい考えだ。

 同社は5日、総務や人事、広報など本社機能の一部を、都市再生機構(UR)などが運営する実証実験拠点「『みどり』のリビングラボうめきた外庭SQUARE」(大阪市北区)へ移した。

photo 「西尾レントオール」は災害時などでも利用できるトレーラーボックス型の仮設オフィスに本社機能の一部を移した=5日午前、大阪市北区(鳥越瑞絵撮影)

 会場は全体で約2200平方メートルあり、このうち北側の約1300平方メートルに、建設現場やイベント会場向けにレンタルしているWi−Fi通信システムや、車輪のついたトレーラーハウス型のオフィス、トイレを設置した。屋外の芝生にも共用オフィスや、テントの社長・役員室を用意した。16日までの12日間、約20人が業務を行う。

 働く社員らは期間中、生体情報が取れるリストバンドを着け、血圧や心拍数などを測定。屋外での業務が身体にどんな影響を与えるかを見極める。広報担当者は「高級感のある設備を集めており、むしろ屋外の仮設オフィスのほうが心地よいと思ってもらえるものを目指す」と話す。

 この日は、同社で初めてとなる屋外での内定式も開かれた。来春入社予定の98人のうち10人が集まり、参加した立命館大学4年の山口海帆さん(22)は「気楽な雰囲気で、自作した映像を会場で流して自己紹介したり、新しい形の式典だった」と笑顔で語った。

 新型コロナウイルス感染防止のため、5〜7日の3日間に分け、大阪の同会場には約30人が出席する予定という。

photo 「西尾レントオール」は災害時などでも利用できるトレーラーボックス型の仮設オフィスに本社機能の一部を移した=5日午前、大阪市北区(鳥越瑞絵撮影

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -