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» 2020年10月07日 17時58分 公開

イートでの「錬金術師」問題 野党が改善要求

 立憲民主党などの主要野党は7日、国会内で開いた合同ヒアリングで、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた飲食業への支援事業「Go To イート」を利用して客側がポイントを稼ぐ「トリキの錬金術師」問題を取り上げ、事業を担当する農林水産省に改善を求めた。

[産経新聞]
産経新聞

 立憲民主党などの主要野党は7日、国会内で開いた合同ヒアリングで、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた飲食業への支援事業「Go To イート」を利用して客側がポイントを稼ぐ「トリキの錬金術師」問題を取り上げ、事業を担当する農林水産省に改善を求めた。

農林水産省のGo To Eatサイト

 「イート」では、インターネット予約サイトを通じて飲食店を予約・来店すると、夕食時間帯は1000円分のポイントがもらえる。原則298円(税込み327円)均一の低価格が売りの居酒屋チェーン「鳥貴族」では、焼き鳥1本だけを注文した場合、差額の673円分のポイントが客側に残る。10回繰り返せば6730円の「もうけ」が出るというわけだ。この手法はインターネット上で「トリキの錬金術師」「鳥貴族マラソン」などと呼ばれている。

 こうした利用方法は制度上可能で違法ではなく、農水省の担当者はヒアリングで「良いとも思っていないし、悪いとも言いにくい」と述べた。これに対し立民の山井和則衆院議員は「『こういう使い方はやめてください』と言ってもらわないと。私は悪いことだと思っている」と訴えた。

 また、農水省の担当者は、ポイントの使途は飲食業に限られていることから最終的には飲食業に対して使われる、店側が注文の下限額を設定するなどして客側に「もうけ」が出ないよう工夫できる−などと説明。立民の川内博史衆院議員は「『いくら以上使う客でなければポイントを付与しない』という商売をしている店に客は来ない。制度を仕組むのは政府の役目だ」と改善を強く求めた。

 農水省の担当者は最終的に「ご意見を持ち帰り、考えさせていただきたい」と述べるにとどめた。

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