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» 2020年10月13日 17時57分 公開

来年は有名店も危機に?:コロナ禍で相次ぐラーメン店倒産 過当競争と「1000円の壁」 (1/2)

ラーメンもコロナ禍で苦しんでいる。今年1〜9月の間にラーメン店の倒産が34件発生、過去20年で最悪の記録を更新する勢いだ。

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 庶民の味、ラーメンもコロナ禍で苦しんでいる。今年1〜9月の間にラーメン店の倒産が34件発生、過去20年で最悪の記録を更新する勢いだ。来客数の減少が続くなか、各店は通信販売などに活路を見いだすが、生存競争は厳しさを増している。専門家は「来年以降、有名店が倒産しても不思議ではない」と懸念を示す。

 帝国データバンクによると、昨年1年間で倒産したラーメン店は、2000年以降で最多となる36件だった。今年は9月の時点ですでに34件に到達している。「ラーメンは景気の影響を受けにくい業態とされていたが、コロナ禍で外出自粛の機運が高まってからは来店客の減少が深刻だ」と帝国データバンクの担当者は分析する。

photo 「国民食」のラーメンもピンチだ(写真はイメージ)

 実はコロナ前から業界は消耗戦の様相だった。経済産業省の16年度経済センサスによると、12〜16年の4年間でラーメン店は全国で約1000店も増えた。「『横浜家系』や『二郎系』など系統は増えたが、売れる店と売れない店の格差も生まれた。ラーメンには“1000円の壁”があり、ブランド認知がない店舗は低価格競争を強いられる」(同)という。

 9月には横浜家系ラーメンの老舗、六角家が破産手続き開始決定を受けた。一時は全国に直営店を広げ、コンビニでカップ麺を販売する人気だったが、競争激化や代表の体調不良もあり、17年に六角橋本店を閉店していた。別経営の「六角家戸塚店」をはじめ「六角家」を屋号とした姉妹店は営業を続けている。

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