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» 2020年10月24日 09時28分 公開

3日間乗り放題:宿泊者が前年超えのホテルも 鉄道各社が近場の旅で攻勢 (1/3)

鉄道各社が気軽に楽しめる“近場”の旅行事業に力を入れている。新型コロナウイルスの影響で長距離旅行を避ける傾向が続いており、自然が豊かで3密にならず、都市部から2時間程度で訪問できる旅先が人気という。

[産経新聞]
産経新聞

 秋が深まる中、鉄道各社が気軽に楽しめる“近場”の旅行事業に力を入れている。新型コロナウイルスの影響で長距離旅行を避ける傾向が続いており、自然が豊かで3密(密閉、密集、密接)にならず、都市部から2時間程度で訪問できる旅先が人気という。「Go To トラベル」など政府や自治体の観光支援策も追い風に、レジャー事業回復の突破口にしたい考えだ。(黒川信雄)

3千円で3日間乗り放題

 「志摩観光ホテルでは9月、前年以上の宿泊者数がありました」

 近鉄グループホールディングス(HD)傘下、近鉄・都ホテルズ(大阪市)の浜本康夫ホテル運営本部課長はそう手応えを語る。三重県志摩市にある志摩観光ホテルは平成28年に主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の舞台となった高級ホテル。英虞湾に面したリゾートとして知られるが、新型コロナで4、5月は休業を余儀なくされた。

photo 伊勢志摩方面への観光に最適な近鉄の特急「しまかぜ」

 6月に営業を再開したが苦戦。そこで強化したのが、地元や関西、東海など近距離圏に住む客層の掘り起こしだ。

 「地元の方にとっても行きづらいホテルだった」(浜本氏)が、7月には三重県在住者向けに、館内のレストランで割安に楽しめる食事メニューを開始。地元新聞への折り込み広告なども拡充し、「まず、立ち寄りやすくした」(同)。

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