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» 2020年10月28日 18時13分 公開

マンション業界:プチ成功者のタワマン住民も、将来は脱出か (1/2)

本コラムの筆者は、タワーマンションを買って住んでいる人のことを「ニューカマーのプチ成功者」と指摘している。どういう意味かというと……。

[ZAKZAK]
ZAKZAK

 私は、かねがねタワーマンション(タワマン)を買って住んでいる人は「ニューカマーのプチ成功者」であると、あちらこちらに書いてきた。

 これは大学入学か就職時点で上京して、それなりの成功を収めた人々を指している。

 先日、総理大臣が安倍晋三氏から菅義偉氏に代わった。総理は官邸に住むだろうが、地元には自宅がある。菅氏の地元は横浜市。菅総理の自宅は横浜市内のタワマンだという。今は奥さんが守っているのだとか。奥さんのご出身は静岡県と伝えられている。

 報道されているように、菅さんは秋田県のイチゴ農家の出身。苦労した本物のたたき上げかどうかは議論はあるが、彼がニューカマーであることは確かだ。

 もちろん、成功者に入る。大富豪になったわけではないので、現実的な資力だけに限ると、プチ成功者の範囲かもしれない。私が指摘した「タワマンを買って住む人」という属性にあてはまらなくもない。

 ただ、私のタワマン購入者のイメージは菅さんよりももう少し若い。氷河期世代とか団塊ジュニアと呼ばれる、今は40代の半ばあたりが中心の年代層。菅さんはもう70歳を超えているが、地方出身者同士のカップルが、東京(菅さんの場合は横浜との半々になるのだろうが)でそれなりの成功を収めて住まいを買ったら、それはタワマンだったというシナリオは重なる。

 現状、タワマンはどんどん市場に供給されている。エリアとしては、湾岸の埋め立て地が多い。理由は事業用地を確保しやすいことにある。

 実のところ、東京でも明治期に埋め立てが行われ、早くから市街化したエリアでは、再開発のタワマン計画が浮上すると、必ずといっていいほど周辺住民の反対運動が起きる。日照が阻害されたり、ビル風が発生したりして、環境が悪化すると考えるためだ。

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