お湯が湧き出したのが昭和36年と歴史が浅い石和温泉は温泉街の情緒が乏しく、芸者やコンパニオン、スナックなどの歓楽温泉街として発展。バブル崩壊後は家族連れやインバウンドにも力を入れていたが、新型コロナで大きな打撃を受けた。
コンパニオンプランの除外について、石和温泉旅館協同組合の河野佳一郎理事長は「販売ツールが1つ減るわけだから困る。事態の推移を見守りたい」と話した。
「スーパーコンパニオン180分プラン」などがあるホテルの役員は「忘年会シーズンを前に、なぜいま変更するのか。国は、私たちはともかくお客さまに説明すべきだ」と怒りをあらわにした。
観光庁は、宿泊料金とコンパニオン料金を明確に分けて販売する場合は宿泊料金の割引を認めるとしている。だが業者は「分離は事務作業が複雑になる」と口をそろえる。
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