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» 2020年11月16日 08時49分 公開

バイデン氏「大きな政府」は浮かれ過ぎか 鳴り潜める「小さな政府」主義がいつ復活するかもしれない (2/2)

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 それでも、大きな政府回帰に不安はないのか。

 グラフを見よう。1985年のプラザ合意後、現在までの対外純金融負債の推移だ。財政赤字と国際収支の赤字という「双子の赤字」が騒がれたのが80年代から90年代前半にかけてである。この赤字を埋め合わせるのが対外負債というわけで、グラフはその推移を再現している。双子の赤字は解消しないどころか、膨張の一途だった。

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 赤字が膨らむなら、ドル不安が生じかねず、ひいては大恐慌になりかねないと80〜90年代の米国では心配する風潮が強かったのが、2008年9月にリーマン・ショックが起きてもドルは安定を保ち、米国債相場は崩れなかった。

 財政赤字膨張の米国に日本を含む世界のカネがどんどん集まる。きたるバイデン政権はそれをよいことに、トランプ政権に負けじと財政支出を増やす。が、浮かれ過ぎは禁物だ。鳴りを潜めている「小さな政府」主義が隙をついて、いつ復活するかもしれないのだ。(産経新聞特別記者・田村秀男)

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