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» 2020年11月19日 08時32分 公開

利用者目線忘れずに:関西の鉄道5社、最終赤字 具体的な改革案は? (2/2)

[産経新聞]
産経新聞
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 海外旅行の再開や、訪日外国人客の回復も期待できないなか、近鉄グループHDでは中間連結決算で、ホテル・レジャー事業の営業赤字が361億円と、運輸事業の営業赤字(197億円)を大きく上回った。

 この状況を踏まえ、各社は経営戦略の大幅な見直しに着手した。JR西は中期経営計画で掲げた新幹線の乗客数目標やホテル事業の拡大計画を撤回。京阪HDは、来年にも終電を繰り上げる方針を明らかにした。

 近鉄グループHDは、収益が改善されなければ運賃の値上げや、一部ホテルの撤退なども検討すると表明。傘下の旅行会社では、社員の3分の1を削減する計画も発表している。阪急阪神HDや南海電気鉄道は具体的な経営改革案を示していない。

 ただ、安直な終電の繰り上げや運賃の値上げは客に不便や不利益を強いかねない。身を切る自助努力が不十分なまま利用者目線を失った戦略見直しを進めても理解を得るのは不可能だ。(経済部・黒川信雄)

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