競泳水着素材メーカーの山本化学工業(大阪市生野区)は14日、新型コロナウイルス感染防止のためのマスク「バイオエスペランサ めぐり美シールドマスクEXタイプ」を開発したと発表した。特殊ゴムを使った自社開発のフィルターの間に、ナノファイバー製フィルターを入れて9層構造にしたもので「外出時などの感染リスク軽減に役立つ」(担当者)とアピールする。
山本化学工業が3万3千円で販売する高機能マスク=14日、大阪市中央区(前川純一郎撮影)
特殊ゴムのフィルターは同社が開発した新素材「e−71」で、赤外線を放射して体温や血流を高める。新商品のマスクを装着した状態をサーモグラフィーで測定したところ口や鼻、顔全体が温まり、血流の改善が確認された。これにより粘膜などから菌やウイルスの侵入を防ぐ免疫グロブリンの一種、IgAの増加が期待できるという。
交換用のナノファイバーフィルター3枚などと合わせ、価格は3万3千円。12月16日から同社公式サイトや全国主要百貨店などで売り出し、来年3月末までに1万枚の販売を目指す。
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