関西のスーパー各社で、年末年始の休業日を増やしたり、営業時間を短縮したりする動きが広がっている。食品やアルコール飲料などの販売が伸びる稼ぎ時だが、新型コロナウイルスの感染拡大で来店客に人混みを避ける動きが予想されるほか、巣ごもり需要への対応に追われた従業員の働き方を改善する狙いがある。
関西スーパーマーケットは、大みそかの31日は全65店舗で午後8時の閉店とする。元日は全店休業、2日は全店で営業時間を短縮。「新型コロナの影響で年末年始は家で過ごす人が多く、午後7時以降の客足が遠のくと見込まれるため」という。
関西圏で82店舗を展開するイズミヤは、全店の約75%にあたる62店舗で元日に休業。今年1店舗のみだった2日の休業は、25店舗に拡大する。広報担当者は「店舗ごとの地域特性や利用客のニーズに合わせて営業態勢を決めた」とする。
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