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» 2021年01月13日 07時51分 公開

魅力度ランキング、なぜ北関東3県で「最下位リレー」が続くのか茨城県、最下位脱却(2/4 ページ)

[産経新聞]
産経新聞

魅力度低い3つの理由

 魅力度調査を行っている同研究所の田中章雄社長は産経新聞の取材に応じ、地域ブランドの向上に関わってきた知見から、北関東の低迷が続く3つの要因を語った。

 1つ目は北関東が首都圏に隠れてしまう点だ。一般的に関東地方といえば首都東京や港町横浜を思い浮かべる。首都圏の陰に隠れしまう以上、北関東は独自の魅力をPRしなければならない。田中氏は「『東京に近くて便利』はメリットだが、魅力度向上にはつながらない」と分析する。

 2つ目の理由は北関東の豊かさにある。昨年10月に内閣府が発表した平成29年度県民経済計算では、1人当たりの県民所得は、栃木3位(341万3千円)、群馬5位(332万5千円)、茨城7位(330万6千円)で、47都道府県の中でも高水準にある。“小金持ち”が多く、住民の満足度も高いことから、PRが積極的ではないという。

photo インタビューに応じるブランド総合研究所の田中章雄社長=令和2年12月、東京都港区(永井大輔撮影)

 対照的に魅力度ランキングベスト3常連の沖縄の県民所得は全国最下位(234万9千円)、北海道も同36位(268万2千円)。田中氏は「こうした地域は外から人を呼ぶために、対外的なPRやブランド戦略に昔から力を入れている」と指摘する。「メロン生産量日本一が茨城県という事実は知られていないが、北海道の夕張メロンは有名だ」と具体例を挙げた。

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