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» 2021年01月27日 09時36分 公開

パソナグループの南部代表に聞く、淡路島移転で何を目指すのか反響は

東京から兵庫・淡路島への本社機能の一部移転を決めたパソナグループ。東京勤務の約1800人のうち、約1200人を令和6年5月までに移動させる計画だ。コロナで働き方で変わるなか、目指すものは何か。

[産経新聞]
産経新聞

 東京から兵庫・淡路島への本社機能の一部移転を決めた人材派遣大手のパソナグループ。東京勤務の約1800人のうち、約1200人を令和6年5月までに移動させる計画だ。コロナで働き方で変わるなか、目指すものは何か。南部靖之代表に聞いた。

――移転計画への反響は

 「昨年9月の移転の発表以降、他社などからの視察がやまない。それだけ多くの企業が東京一極集中に問題を感じている。視察した企業からは『どんな時でも止められない給与計算業務などをパソナに外部委託したい』との声も出ており、新たなビジネスにもつながる」

photo パソナグループの南部靖之代表=兵庫県淡路市(寺口純平撮影)

――思い切った計画だ

 「平成23年3月11日の東日本大震災とその後の東京電力福島第1原発事故の当時から、東京の本社機能を分散しなければ会社を持続できないと感じていた。新型コロナ禍に背中を押される形で、移転を決めた。通勤が大変で、家賃が高い東京で働く社員を自然豊かな淡路島で暮らさせたいとの思いもあった」

――職場を移転しなくても離れた場所で働くリモートワークという方法もあるが

 「リモートワークは効率的な働き方だが、会社の発展には(社員が顔をそろえることでの)仲間意識の醸成が重要。新規事業を生み出すためには淡路島の環境が最適だった。私も島内で生活を始めている」

――地域活性化につなげることも課題だ

 「今秋までに、淡路市に2階建ての新社屋を建設する。取締役会も行う。地元の方も利用できる飲食スペースやホールも併設する予定だ。地元の高齢者は島外に出た若者が戻って働ける場を望んでいる。コロナ禍で大変な思いをしている若者やシングルマザーらが活躍できる雇用の創出についても考えていきたい」

 なんぶ・やすゆき 関西大工学部卒。在学中の昭和51年2月に人材派遣事業を始め、平成5年に総合人材サービス業として社名をパソナに変更。神戸市出身。


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