週明け8日の東京株式市場の日経平均株価は続伸して始まった。寄り付きは前週末比52円39銭高の2万8831円58銭。
東京証券取引所=東京都中央区(桐原正道撮影)
バイデン米政権の追加経済対策の早期成立への期待や、前週末の米国株の上昇を受けて買いが先行。1990年8月6日以来約30年半ぶりに節目の2万9000円台を回復した。上げ幅は一時400円を超えた。
関連記事
日経平均30年5カ月ぶり高値、世界的にも株高続く
1月12日の日経平均株価は、前週末比25円31銭高の2万8164円34銭で引けた。およそ30年5カ月ぶりの高値となった。株高は日本だけではない。NYダウ平均株価は、11日こそわずかに下げたものの、前週末まで連日で過去最高値を更新。3万1000ドル近辺となっている。
「ドコモ除外、シャープ追加」の日経平均、指数への影響は?
日経平均からドコモが除外され代わりにシャープが追加となる。ドコモといえば、時価総額12兆円の超巨大企業であるが、シャープの時価総額は7500億円程度と、そのサイズは10分の1以下だ。ドコモを代替する銘柄として、シャープを組み込むことに悪影響はないのだろうか。
“株価と経済の乖離”は時代遅れ? コロナ以前まで回復してきている経済
2万8000円を超え連日バブル後最高値を更新する日経平均、過去最高値を更新し続ける米NYダウ平均株価など、株高が続いている。これに対して、「経済と乖離(かいり)した株高」と呼ぶ人もいるが、果たしてどうか。
日経平均、一時バブル後最高値を突破
11月6日午前、日経平均株価が一時2万4279円を付け、バブル崩壊後の最高値を付けた。10時30分現在、2万4250円前後で推移している。
ハイテク株を舐めてはいけない 2021年の市場は「ゴルディロックス」に
2021年の経済はどう動くのか。三井住友DSアセットマネジメントの石山仁チーフストラテジストは、「IT株の評価額が高すぎると考える人もいるが、そこには新しい需要が生まれ始めていて、ITセクターが牽引して新しい付加価値を生む。ハイテク株を舐めてはいけない」と話す。
インフレが来る? 通貨からの逃避続く世界経済
コロナ禍の拡大は続いているが、株式市場は好調を維持している。この背景には何があるのか。「貨幣からの逃避を垣間見た、それが今年のマーケットだった」。そう話すのは、フィデリティ投信のマクロストラテジスト重見吉徳氏だ。
関連リンク
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.