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» 2021年04月03日 07時09分 公開

「大阪のお荷物」と言われたUSJ、V字回復の源泉は?開業20周年(1/3 ページ)

デフレから完全に抜け出せない日本社会で、USJは毎年のように入場料を値上げする攻めの経営を進めてきた。2001年の開業時は5500円だった入場料は現在休日は8700円。客は離れるどころか、逆に引き寄せられる。

[産経新聞]
産経新聞

 エンターテインメントの新境地を拡張現実(AR)が作り出していた。

 多くの世代が夢中になって遊んだゲームの中のマリオが、ここでは自分のすぐ隣にいるとありありと感じられる。ARの技術を搭載したゴーグル越しに、マリオらが声をあげながらリアルに駆け抜けていくのだ。

 現実世界は決して愉快なことばかりではない。だが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)のゲートをくぐり新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のアトラクションに乗り込めば、一瞬で懐かしい記憶に目覚め、無邪気な笑顔にさせてくれる。この娯楽性は任天堂が追求するゲームの本質そのものだ。

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 新エリアは過去最高の約600億円を投じ6年余をかけて建設。マリオの生みの親、任天堂の宮本茂代表取締役フェローが完全監修し、新型コロナウイルスによる2度の延期を経て今月18日、開業にこぎ着けた。

 宮本氏は「任天堂とユニバーサル・スタジオ(US)で作るなら世界初のことをやりたかった。最新技術と両者の経験をすべてぶち込んだインタラクティブ(相互作用的)なアトラクション。あらゆる世代が五感を使ってマリオの世界を体験できる」と自負する。

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