新型コロナウイルスで不要不急の外出自粛が続き、自動販売機やコンビニエンスストア、料飲店などでの購入機会が一気に減ったため、清涼飲料業界は大きな打撃を受けている。こうした中、消費者の健康意識の高まりから、幅広い年齢層から注目を集めているのが乳酸菌飲料だ。
「午後の紅茶」「生茶」など多くの人気商品を扱うキリングループのキリンビバレッジでは、プラズマ乳酸菌「iMUSE(イミューズ)」ブランドが好調だ。
プラズマ乳酸菌は、キリングループの35年にわたる免疫研究から誕生したもので、健康な人の免疫機能の維持をサポートする。昨年11月、機能性表示食品としてリニューアル発売した飲料3品「iMUSEレモンと乳酸菌」「iMUSE水」「iMUSEヨーグルトテイスト」の販売数量は、発売から約3週間で合計2000万本を突破した。
環境への取り組みでは、量販店、EC(電子商取引)向けのラベルレス商品や、コンビニには再生ペット樹脂100%使用の「R100ペットボトル」を採用した「生茶」「生茶ほうじ煎茶」なども提供している。
関信越地区本部関東支社、営業担当主任の増馬拓也さんは、「iMUSE」ブランドをはじめ、摂りすぎない健康として注目を集める「午後の紅茶おいしい無糖」といった無糖・低糖飲料などを自販機チャンネルで広く展開するために日々営業に励んでいる。
関信越地区本部関東支社は群馬、茨城、栃木の3県を主に担当する。コロナ禍で、サテライトオフィスや営業先への直行直帰が大半で、オフィスへの出社は3割以下と制限されている。
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