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» 2021年04月30日 08時15分 公開

屋外でもコロナ感染リスク、スパコン「富岳」飛沫シミュレーション 広範囲に

屋外でも室内と同様の新型コロナウイルス感染リスクがある−。理化学研究所などの研究チームが、スーパーコンピューター「富岳」で行ったシミュレーションでは、こうした結果が明らかになっている。

[産経新聞]
産経新聞

 屋外でも室内と同様の新型コロナウイルス感染リスクがある−。理化学研究所などの研究チームが、スーパーコンピューター「富岳」で行ったシミュレーションでは、こうした結果が明らかになっている。

photo 理化学研究所と富士通が共同開発したスーパーコンピューター「富岳」=神戸市の理研計算科学研究センター(渡辺恭晃撮影)

 チームは、テーブルを10人で囲み、マスクなしで会話する場面を想定し、どれくらい飛沫(ひまつ)が飛ぶのか調べた。

 30秒間の会話で約1万個の飛沫が発生。無風状態では向かい合う形で1メートル先にいる3人に飛沫が届き、特に正面にいる人は飛沫全体の約1割を浴びた。

 一方、毎秒0.5〜1メートルの微風が吹いている場合、飛沫はより広範囲に広がった。人の間隔が1メートルだった場合、正面や風下にいる最大6人が飛沫を浴びる結果となり、無風状態よりも感染リスクが高くなることが示された。

 シミュレーションをまとめた理研の坪倉誠チームリーダーは「屋外は安全だと考えている人が多いが、室内と比較して感染リスクを下げるわけではない」と強調。屋外では風の影響でより広範囲に飛沫が拡散することから、「(その場にいる)すべての人の感染リスクが高くなる」と指摘した。(小川恵理子)

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