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» 2021年05月03日 17時04分 公開

マスク時代に開花する「香りの文化」 香水サブスクじわり人気(1/2 ページ)

 マスク着用が常態化した新型コロナウイルス禍で、香水人気が高まっている。定額で高級品を少量ずつ試せるサービスが若い世代に支持されている。歴史をひもとけば、平安時代に貴族階級を中心にはぐくまれた香りの文化。どのように一般へと広がったのか、その変遷を追った。

[産経新聞]
産経新聞

 マスク着用が常態化した新型コロナウイルス禍で、香水人気が高まっている。定額で高級品を少量ずつ試せるサービスが若い世代に支持されている。歴史をひもとけば、平安時代に貴族階級を中心にはぐくまれた香りの文化。どのように一般へと広がったのか、その変遷を追った。

photo 好きな香水を1カ月分、小さなスプレー瓶に入れて届けてくれる香水のサブスクサービス「COLORIA(カラリア)」

会員数は10倍以上に

 「ステイホームの気分転換に利用する人も多い」

 スタートアップ企業「High Link」のCEO、南木将宏さんは同社の香水サブスクリプション(定額課金、サブスク)サービスに手応えをみせる。

 「1瓶買うと使いきれない場合もあり、季節によって付けたい香りも変化する。気になる香水を1カ月単位で実際につけて生活すれば、自分の好きな香りに出会えるのではないかと考えた」

 平成31年1月から始めたサブスクサービス「COLORIA(カラリア)」は、月額1980円で、高級ブランド品を含む約500種類の中から好みの香水を一つ選ぶと、1カ月で使いきれる量を小さなスプレー容器に入れて自宅に届けてくれる。

 20〜30代女性を中心に会員数は昨年4月から1年で約11倍に急増した。

 百貨店でも同様のサービスは人気だ。

 昨年11月、伊勢丹新宿店で開催された香水の催事「サロン ド パルファン2020」。国内最大規模を誇る同店の香水コーナーは連日大勢の人でにぎわった。

 「売り上げは計画に対して4割増。催事期間中のインターネット通販も前年比約5倍と大きく伸びました」と同社担当者。背景には、コロナ禍の影響があるといい、「口紅の色を変えることで楽しんでいた自己表現がマスクでやりにくくなり、代わりに香りを用いる人が増えているのではないか」と話す。

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