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» 2021年05月12日 14時41分 公開

ラピュタ感がすごい! 滋賀の山中にそびえる「謎の廃墟」、正体は?若者たちの間で評判(2/3 ページ)

[産経新聞]
産経新聞

「ブロンズラッシュ」にぎわう町

 この地で銅の採掘がはじまったのは明治末期。銅の採掘が最盛期を迎えた昭和35年ごろには、鉱山のある土倉地区を含む金居原には約180世帯、約千人が住んでいたという。町はどんな様子だったのか。

 山崎さんによると、土倉地区には映画館や銭湯のほか、スーパーマーケットのような店もあり、鉱山で働く人向けにいろんなものを安く売っていた。「鉱山で働いていない住民も恩恵にあずかりました」

 選鉱場の前を通る国道303号付近には事務所や独身寮があった。付近では積雪が4メートルに達することもあったため、山麓の小学校まで通えない子供たちのために冬季限定の「分教場」も。麓には診療所や鉱山会社の幹部が住む一戸建ての社宅があったという。

photo 第3選鉱場の近くにある坑道の入り口。坑道内にはレールがあり、トロッコで奥へ進んでいった=滋賀県長浜市長浜市木之本町金居原

 山崎さんは鉱山に勤めてはいなかったが、知人の案内で30歳くらいのころ、内部に入ったことがある。「トロッコに乗ってね。トロッコは何十台と連結されて、動力車に引かれてトンネルに入っていく。1.8キロいったところに縦の坑道があって、そこをエレベーターで降りていった」

 坑道は「アリの巣のように広がっていた」。地下1階、地下2階、地下3階にあたる場所にエレベーターが止まるとその前にスペースがあり、そこから横に坑道が延びていたという。

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