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» 2021年05月12日 14時41分 公開

ラピュタ感がすごい! 滋賀の山中にそびえる「謎の廃墟」、正体は?若者たちの間で評判(3/3 ページ)

[産経新聞]
産経新聞
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トチノキの巨木に注目

 選鉱場は雪害を避けて麓側へ2度移動し、現在廃虚のように残っているのは第3選鉱場だ。最大で年間約1万8千トンの銅鉱石を産出したが、昭和30年代、発展途上国を中心に海外で鉱山開発が進むと、銅の価格が下落。加えて38年には銅鉱石の貿易が自由化され、40年に土倉鉱山は閉山した。

 それまで金居原の住民の約半数はここで働いていたといい、「閉山とともに、鉱山の会社の従業員も家族もみんな出ていった。それからだんだん過疎化した」と山崎さん。選鉱場も草木に覆われ、自然に返ろうとしているかのようだ。

photo 現在は鉄柵で封鎖されている坑道への入り口。かつてトロッコが走ったレールが見える

 一方で、近年になって金居原の山中にトチノキの巨木が多数あることがわかり、注目され始めている。令和元年度には幹回り3メートルを超えるトチノキ162本が確認され、長浜市では鉱山跡も含めた巨木見学ツアーを実施。滋賀県では3年後に県内初の自然環境保全地域に指定することを目標とし、今年度から調査を始めた。コスプレイヤーの若者だけでなく、エコツアーに関心を持つ人たちから脚光を浴びる日も、近いかもしれない。

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