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» 2021年05月28日 16時26分 公開

曲がり角のタワマン、そろそろブームは終わるのか超高層住宅に抱く“幻想”(1/2 ページ)

先日、某週刊誌が東京都心に立地するタワーマンションが、欠陥住宅であるという記事を掲載した。その物件は都心の人気エリアに立地。業界のトップ企業が分譲し、2年前に建物が完成して入居もおおむね終わっていた。記事の内容からすると、相当な規模の補修工事が必要になりそうだ。

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 先日、某週刊誌が東京都心に立地するタワーマンションが、欠陥住宅であるという記事を掲載した。その物件は都心の人気エリアに立地。業界のトップ企業が分譲し、2年前に建物が完成して入居もおおむね終わっていた。記事の内容からすると、相当な規模の補修工事が必要になりそうだ。

 売主企業は買い戻しや補修工事中の仮住まい費用の負担など、補償内容を区分所有者に提示しているようだが、今後の行方が注目される。

 2019年の10月に台風19号が日本を襲い、川崎市の武蔵小杉に立地するタワマンで内水氾濫が発生。エレベーターやトイレが何日も使用不能になったことがある。

photo 摩天楼に住む−。将来、ステータスではなくなる可能性がある

 一般に高さが20階以上の集合住宅をタワマンと呼ぶ。戸数は数百戸規模が当たり前だ。中には1棟で1000戸を超える物件もある。

 建設には最新鋭の建築技術と工法が採用されている。現代社会の先端技術を象徴するこの建物で、大掛かりな補修工事を行う必要のある施工不良が発生したり、水害で一時的にでも居住不能になるような被害に遭うという現象は多くの人にとって意外だろう。

 実は、多くの人はこの超高層住宅に幻想を抱いている。

 19年に刊行した拙著「限界のタワーマンション」(集英社新書)で詳しく論じたが、タワマンとは完成途上の住形態。大いなる実証実験中なのである。

 すでに解決が難しい多くの問題が見つかっている。タワマンの建物としての中長期的な継続性はかなり脆弱である。

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