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» 2021年06月02日 12時03分 公開

パビリオン、高層ビルも木造で 夢の新パネル「CLT」とは小学校の校舎も(1/3 ページ)

「燃えやすく揺れにも弱い」という印象もあった木造建築。そのイメージを変える建材として注目されているのが、CLTと呼ばれる木材パネルだ。

[産経新聞]
産経新聞

 「燃えやすく揺れにも弱い」という印象もあった木造建築。そのイメージを変える建材として注目されているのが、CLTと呼ばれる木材パネルだ。断熱性に優れ強度もあって、環境にもやさしく、夢の素材ともいわれる。その特徴をPRしようと、CLTで巨大パビリオンを東京・晴海につくり、それを岡山県真庭市の蒜(ひる)山(ぜん)高原に移築するプロジェクトが行われた。設計監修は、世界的建築家の隈研吾さん。木の葉がスパイラルに舞い上がる様子をイメージしたパビリオンは今年7月公開予定で「風の葉」と愛称がつけられた。

東京から移築

 西日本を代表する高原リゾート地のひとつ、蒜山高原に姿をあらわした高さ18メートルの巨大パビリオンは、木材パネル360枚を組み合わせるようにしてできている。圧倒的な大きさだが、圧迫感はなく、風景になじむ。移築作業は大詰めを迎えており、7月中旬のオープンに向けて準備が進められている。

photo 移築整備の進む建築家、隈研吾氏が設計監修したパビリオン。CLTパネルを葉に見立て、風に舞い上がる様子をイメージしてデザインされた=岡山県真庭市蒜山(高田祐樹撮影)

 パビリオンは当初、東京・晴海につくられ、令和元年11月に完成。2年10月に移築作業が始まるまで、CLTの魅力を伝えるイベントなどが開催されていた。

 実際にパビリオンをつくり移築することで、丈夫で再利用しやすいという特徴を知ってもらおうという試みでもあるという。

 真庭市の太田昇市長は「林業は真庭の基本。隈研吾さんのデザインしたパビリオンに多くの人が訪れれば、木材建築やCLTの素晴らしさを感じてもらえる」と期待を寄せる。

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