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» 2021年06月10日 17時39分 公開

現在はテレワーク特需だが、コロナ後の住宅市場はどうなる危険な“風景”(1/2 ページ)

東京都心とその周辺では住宅が良く売れている。特に新築の戸建てと中古マンションの動きがいい。価格も上がり気味ではあるが、上昇幅はそれほどでもない。バブル的な値上がりではないようにうかがえる。

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 東京都心とその周辺では住宅が良く売れている。特に新築の戸建てと中古マンションの動きがいい。湾岸エリアの中古タワマンなどは、売り物件が不足するほどだという。価格も上がり気味ではあるが、上昇幅はそれほどでもない。バブル的な値上がりではないようにうかがえる。

 理由は、購入のほとんどが実需だからだ。「住むため」に買っている人がほとんど、ということである。

 やはり、テレワークのためのスペースを求めての購入が主体となっている。逆に考えれば、テレワークから通常の出勤体制に戻ると、こういった住宅購入のブームは終わるのだろうか。

 先進国の中では最下位水準に甘んじるわが国のワクチン接種も遅くはあるが、進んではいる。今年の終わりごろまでには、希望者への接種はおおむね完了しそうだ。

 すでに米国や英国では接種率が人口の半数を超えて、「コロナ後」が始まろうとしている。米国では時ならぬ住宅建設ブームとなっているが、コロナ禍が過ぎればそういう動きは収束するかもしれない。

 日本では多くの人がコロナによって住宅購入の時期を早めた。これが今の好調な住宅の売れ行きの中身だと考えれば、それは需要の“先食い”でしかない。必ずや反動がやってくる。需要の急激な減少である。

 2011年の東日本大震災の時、首都圏ではガソリン不足が起こった。原因は、多くの人々が自分の車のタンクを満タンにしようと考えたからだ。

 昨年、コロナ禍が始まった頃に、一時的にトイレットペーパーが買えなくなった。多くの人が万一のときに備えて、購入に走った結果である。

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