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» 2021年06月24日 16時23分 公開

売り上げ97%減 鳥取砂丘ドライブインがひっそりと閉店(1/4 ページ)

新型コロナウイルスが猛威をふるう中、鳥取砂丘の老舗ドライブインが5月末、ひっそりと閉店した。今年1月の売り上げが前年比97%減にまで落ち込み……

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスが猛威をふるう中、鳥取砂丘(鳥取市)の老舗ドライブインが5月末、ひっそりと閉店した。半世紀にわたって営業を続け、最近は新メニュー開発やイベントなど、意欲的なチャレンジを行っていたさなかだったが撤退を余儀なくされた。今年1月の売り上げが前年比97%減にまで落ち込み、「大型連休(GW)にかけた」が、期待したほどには売り上げが伸びなかった。

 前代未聞の対応を迫られた同店の1年を振り返る。

5月末で閉店した鳥取砂丘の老舗ドライブイン「砂丘フレンド」

建物の契約更新迫り決断

 「前経営者は、5月31日付で閉店されましたので、お知らせします」

国立公園鳥取砂丘の入り口近くにある建物に、家主名義でこんな張り紙が掲出された。

 閉店したのは「砂丘フレンド」。1階が土産物販売と個人客向けレストラン、2階は団体客向けのレストラン。マイカーで訪れる個人客と、GW、梨狩り、松葉ガニシーズンに合わせた旅行社主催のバスツアーや企業の慰安旅行など団体客の2本立てで商売を続けてきた。

 「前経営者」の砂丘フレンド運営会社・サンドヒルズ商事社長の山根弘司さん(61)は「突然だったが、建物の賃貸契約が2年間で、その更新時期が5月31日だった。もうもたなかった」と話した。

 砂丘フレンドは鳥取砂丘に観光道路が整備された約50年前に営業を始め、経営者は山根さんで「5代目くらい」。経営者は代わっても途絶えることなく商売は続いており、閉店は今回が初めてという。

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