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» 2021年09月15日 11時46分 公開

博多駅立ち食い店は若手の登竜門 味だけで繁盛店は作れない腕と経営力磨く(2/2 ページ)

[産経新聞]
産経新聞
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レベルアップで常設店開業

 一方、3〜6月に営業していたラーメン店「淡麗らぁ麺 明鏡志水(めいきょうしすい)」は、博多駅直結の商業施設「博多デイトス」での常設オープンが決まり、15日に営業を始める。

 立ち食い店には3カ月で延べ約1万5千人が来店した。最終日には惜しむ人たちがホームの端まで列をつくり、2時間待ちとなったという。

 店長の秋吉雄一朗氏(37)は、フランスで公邸料理人を務めた経験を持つが、ラーメンの提供や店舗の本格経営は初めてだった。3カ月の期間中、客の反応を見ながら味の改良を続けたといい、「自分の表現したい味とお客さんの満足度を両立するのが課題だったが、多くの人が立ち寄る駅ホームという場所を生かして料理がレベルアップでき、手応えを感じられるようになった」と語る。

photo 常設店オープンに向け準備をする「淡麗らぁ麺 明鏡志水」の秋吉雄一朗氏

 SNSを使った情報発信で集客にも工夫した。福岡では珍しい出汁(だし)のきいた澄んだ味わいのラーメンを提供する挑戦心や、JR九州とのタイアップがメディアに取り上げられ、認知度も上がった。

 常設店では、人気を集めたラーメンに加え、緊急事態宣言の解除後は、ワインに合うアラカルト料理を用意する。

 同時に秋吉氏は、フランスでの来春出店に向け準備を進めており、「パリでの出店が直近の大きな目標。評価されるレストランをつくり、日本のよさを世界に発信したい。影響力を持つ料理人となり、日本に貢献したい」と大志を抱いている。(一居真由子)

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