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» 2021年09月24日 09時42分 公開

岡田武史監督に聞くリーダー論 私利私欲でメンバーを外したことは一度もない経営者・岡田武史【後編】(4/4 ページ)

[霜田明寛,ITmedia]
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私利私欲でメンバーを外したことは一度もない

――スイッチが入ったあとも、その後のご経験によって、どんどんと腹が座っていきそうです。

 こっちが腹をくくっていると、選手に何も言わなくても伝わるんです。口に出さずとも「このおっさん、何をするか分からんぞ……」というのは選手も、感じるものです。

 よく「岡田監督はややこしい選手を扱うのが得意ですが、どう扱われているんですか?」なんて相談を受けますが、扱うんじゃないんです。こっちが腹をくくるんです。時には、結果として外国人選手を国に帰すような決断をすることも出てきますが、経験とともに、覚悟が出てきます。覚悟があると言葉数は少なくとも、必ず伝わっていきます。

――とはいえ、人と人の話ですから、なかなか大変そうです。ご自身の中で接し方のルールのようなものはあるのでしょうか。

 選手の仲人はしないようにしています。仲人をして、奥さんやご両親の顔が浮かぶと、その上でクビにする、なんてことはできなくなってしまいますからね。それに選手とお酒は飲みません。ただ、そういったことよりも、自分自身の中でよりどころにしているのは、私利私欲でメンバーを外したことは一切ないという自信です。時々、外した選手の奥さんやご両親からクレームのようなものを受けることもあります。

 でも、私ごと・私利私欲でメンバーを考えたことは一切ない。チームが勝つためにどうしたらいいかだけを考えてきた。その自信があるから、逃げも隠れもしないです。(敬称略)

著者プロフィール

霜田明寛(しもだ あきひろ)

1985年東京都生まれ。東京学芸大学附属高等学校を経て、2009年早稲田大学商学部卒業。文化系WEBマガジン『チェリー』編集長。『マスコミ就活革命〜普通の僕らの負けない就活術〜』(早稲田経営出版)など、3作の就活・キャリア関連の著書がある。ジャニーズタレントの仕事術とジャニー喜多川の人材育成術をまとめた4作目の著書『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)は5刷を突破のロングセラーに。。J-WAVE『STEP ONE』・SBSラジオ『IPPO』などメディア出演も多く、日々の仕事や映画評、恋愛から学んだことなどを発信するネットラジオVoicy『霜田明寛 シモダフルデイズ』は累計再生回数200万回・再生時間15万時間を突破するなど話題に。Twitter


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