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» 2021年09月30日 07時36分 公開

塩野義、コロナ治療薬を年内申請へ 来年3月までに100万人分生産能力も年内に

塩野義製薬の手代木功社長は29日、東京都内で記者会見し、開発中の新型コロナウイルスの治療薬について、年内の承認申請を目指す意向を明らかにした。

[産経新聞]
産経新聞

 塩野義製薬の手代木功社長は29日、東京都内で記者会見し、開発中の新型コロナウイルスの治療薬について、年内の承認申請を目指す意向を明らかにした。生産能力も年内に整え、来年3月までに「最低でも100万人分は用意できるようにしたい」と述べた。ワクチンについては、年内にも海外で大規模な臨床試験(治験)を始めるとした。

 塩野義は治療薬の最終段階の治験を今月から始めており、年内には治験を完了する予定。手代木氏は承認について「(治験の)結果次第だが、止められる理由はまったくないと思っている。12月から商品として作れる準備をしている」と説明した。

photo バイオ医薬品製造会社に設置されているタンク。塩野義製薬が開発するワクチンの生産を担う=昨年10月、岐阜県池田町

 塩野義の治療薬は飲み薬タイプのため、自宅やホテルで療養する無症状や軽症の患者も手軽に服用できるのが特徴。医療逼迫(ひっぱく)の改善につながることが期待されている。手代木氏は「来年の1〜3月までに安心、安全な経口薬を届けられるかで(感染状況は)全然違ってくる」と強調し、早期供給への意欲を示した。

 一方、現在開発中のワクチンは10月下旬以降、次の段階の治験を国内で進め、海外での最終段階の大規模治験も実施する。「ブースター」と呼ばれる3回目の接種についても治験入りを検討している。ワクチンは年度内の提供開始を目標にする。

 また、鼻に噴霧するタイプのワクチンについても令和4年度中に治験入りする予定を明らかにした。

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