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» 2021年10月20日 08時22分 公開

電機8社、9年ぶり勢揃い“お家芸”復権兆し

最新のデジタル技術の見本市「CEATEC(シーテック)2021」が19日、開幕した。昨年に続き完全オンライン形式だが、電機大手8社が実質的に9年ぶりにそろって出展するなど、日本の?お家芸?だった電機産業の復権の兆しもうかがえる。各社は新型コロナウイルスと共存する「ウィズコロナ」や、脱炭素、デジタル化など、社会課題の解決に欠かせない技術を提供するだけに、披露した技術を世界で支持される製品やサービスへと磨き上げていくことが求められる。

[産経新聞]
産経新聞

 最新のデジタル技術の見本市「CEATEC(シーテック)2021」が19日、開幕した。昨年に続き完全オンライン形式だが、電機大手8社が実質的に9年ぶりにそろって出展するなど、日本の”お家芸”だった電機産業の復権の兆しもうかがえる。各社は新型コロナウイルスと共存する「ウィズコロナ」や、脱炭素、デジタル化など、社会課題の解決に欠かせない技術を提供するだけに、披露した技術を世界で支持される製品やサービスへと磨き上げていくことが求められる。

photo シャープのタッチレスパネル。画面から5センチ離れていても反応する

 先進技術を世界に発信する場として平成12年から毎年開催されてきたシーテックだが、電機大手の業績不振や、脱家電の流れの中で来場者も減少。25年には日立製作所、翌26年にはソニーと出展を見送る企業も相次ぎ、シーテックの地盤沈下が指摘された。

 しかし、世の中のデジタル化が加速する中、近年は存在感を取り戻しつつあり、大手の出展も徐々に復活。今年、パナソニックがグループとして子会社2社の展示を行い、実質的に電機大手8社(日立製作所、ソニー、パナソニック、三菱電機、東芝、富士通、NEC、シャープ)が出そろうことになった。

 電機大手の事業の中心が企業向けとなる中、展示内容も、コロナや脱炭素、デジタル化を支援するような内容が目立つ。

 例えばシャープが展示した触らずに操作できるディスプレーや、パナソニックグループのアバター(分身)を使った遠隔コミュニケーションシステムは、ウィズコロナでの新たな接客や、案内に役立てられそうだ。東芝が開発した、軽量で曲げることができる「ペロブスカイト太陽電池」は、これまで設置が困難だったビルの側面などでも対応可能だといい、企業の脱炭素の取り組みを後押しすることが期待される。

 スマートシティのように、今後は多くの企業が連携することで新たなサービスが生まれるケースも増えるとみられる。22日まで行われる今年のシーテックが掲げたテーマも「つながる社会、共創する未来」だ。新たな技術革新が生まれる場所として、再び輝きを取り戻せるか、シーテックの真価が問われそうだ。(蕎麦谷里志)

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