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» 2021年11月05日 11時55分 公開

冷凍チキンの休売・縮小続出…クリスマスに影響は? KFCは国産で供給安定新型コロナ拡大で生産滞る(1/2 ページ)

牛肉など食肉の価格が世界的に高騰する「ミートショック」が問題になったが、今度は唐揚げなど冷凍鶏肉加工品について販売の縮小や休止を余儀なくされる企業が相次いでいる。

[ZAKZAK]
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 牛肉など食肉の価格が世界的に高騰する「ミートショック」が問題になったが、今度は唐揚げなど冷凍鶏肉加工品について販売の縮小や休止を余儀なくされる企業が相次いでいる。原産地のタイで新型コロナの感染が拡大、ロックダウン(都市封鎖)が続き、工場生産が滞っているという。需要が高まるクリスマスを前に「チキンショック」は起こるのか。

 農林水産省によると、国内で流通する鶏肉は国産やブラジル産が多いが、焼き鳥やチキンナゲットなど加工品はタイからの輸入が拡大しているという。

 農畜産業振興機構がまとめたブロイラーの輸入価格をみると、8月の冷凍の骨付きもも肉の価格は1キログラム当たり201円で、4月の168円から33円値上がりした。前年同月比でも28円高い。

 ただ、農水省の担当者は「タイの輸出鶏肉の在庫や輸出計画が分からず見通せない部分もあるが、現状では輸入鶏肉価格に大きな影響はない。影響があるとすれば今後表面化してくるのではないか」との見方を示す。

 チキン問題は食品メーカーや小売り、外食産業を直撃している。味の素冷凍食品はタイの自社工場で生産する「ザ★から揚げ」やグリルチキンなどについて流通在庫がなくなり次第、欠品になると明らかにした。一部のチキン商品は販売を再開しているほか、値上げする商品もある。

 ニチレイフーズの「若鶏たれづけ唐揚げ」も店頭在庫がなくなれば販売休止となる。

 日本水産は秋の主力商品のうち鶏つくねなど一部の販売を延期。竜田揚げなどで品切れを起こさないよう「余裕はないが何とかやりくりしている」と担当者は語る。

 コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンはタイ原産の「からあげ棒」の販売地域を関東などに絞った。

 ファミレス大手のサイゼリヤでは、人気メニューの「辛味チキン」について通常の1食5本から4本に変更した。

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