ニュース
» 2021年11月08日 17時38分 公開

「半導体不足」直撃! 自動車業界の苦悩いつまでか納車1年遅れの車種も(1/2 ページ)

世界的な半導体不足が長引くなか、自動車メーカーは工場の稼働停止や大幅減産に追い込まれている。その大きなあおりを受けているのが現場の販売店だ。

[ZAKZAK]
ZAKZAK

 世界的な半導体不足が長引くなか、自動車メーカーは工場の稼働停止や大幅減産に追い込まれている。その大きなあおりを受けているのが現場の販売店だ。日本では新型コロナウイルスの感染者が減り、リベンジ消費への期待も集まっているが、納車時期が数カ月から1年遅れという車種もあるという。

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)によれば、10月の国内新車販売台数は前年同月比31.3%減の27万9341台となり、1968年の統計開始以来、10月として過去最低となった。

 トヨタ自動車が42.2%減、マツダは25.8%減、日産自動車は13.9%減だった。半導体不足やコロナ禍によるサプライチェーン(供給網)の混乱が、工場の稼働停止を長引かせ、各メーカーの減産につながった。

 いまや半導体は自動車生産で必要不可欠だ。エンジン制御やパワーステアリングといった基本性能だけでなく、カーナビやキーレスエントリー、速度を制御するクルーズコントロールやレーンキープ・アシストなど運転支援装置にも幅広く使用される。一般的には1台当たり数十個から100個程度の半導体が必要とされるが、自動運転化が進めば数千個の半導体が必要ともいわれている。

 半導体が世界的な奪い合いとなっている状況は、新車購入を検討する人にとっても、ひとごとではない。

 トヨタ系の販売店、ネッツトヨタ千葉の担当者によると、車種やグレード、選択するオプションによって納期は異なるが、「通常よりも数カ月程度、納車が遅れている。なかには1年程度納車待ちの場合もある」という。

 ホンダ10月21日時点で、工場出荷時期のめどとして、人気車種「ヴェゼル」のガソリン車で半年以上、「フリード」のガソリン車で通常より2カ月程度の遅延としている。同社広報部は「多くの車種が通常よりも半導体不足の影響を受けている状況だが、N−BOXなど影響が小さい車種もある」と回答した。

 輸入車を販売するヤナセ広報宣伝室は「納車を待っている状況が続いており、随時各メーカーに問い合わせている。お客さまの多くが、報道によって半導体不足をご理解いただいている」と説明する。半導体不足の影響を大きく受けていない車種もあるという。

       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -