ニュース
» 2021年11月13日 09時00分 公開

東芝分社、価値向上へ「脱・総合電機」 社員反発も不透明(1/2 ページ)

東芝が12日、会社を3分割する方針を発表した。企業価値を高め、機動的な経営を実現するのが主な狙いだが、総合電機の看板を下ろすことには社員などの反発も予想される。

[産経新聞]
産経新聞

 東芝が12日、会社を3分割する方針を発表した。企業価値を高め、機動的な経営を実現するのが主な狙いだが、総合電機の看板を下ろすことには社員などの反発も予想される。実行に移すにしても煩雑な作業が待ち受けており、狙い通りの効果をあげ、平成27年の不正会計発覚以来となる迷走に終止符を打てるかは不透明だ。

 「会社の価値、株主価値を上げるために最善の選択だった」。12日の記者会見で、東芝の綱川智社長は会社分割に踏み切る理由をそう説明した。解体ではないとも強調した。

photo オンラインで記者会見する東芝の綱川智社長(右)と畠沢守副社長=12日、東京都内

 同社は以前から、傘下に多くの事業を抱える企業の価値が、事業ごとの価値の合計に比べて過小評価される「コングロマリットディスカウント」の状態にあると指摘されていた。

 同社が抱える多様な事業には、半導体のように迅速な判断が必要な事業もあれば、長期的視点が不可欠な事業もある。複数の企業に分け、それぞれ独立して経営した方が経営スピードが速まり、成長もしやすいとする意見は根強い。

同社は株式の非上場化も検討していたが、信用力向上などの上場メリットにこだわってきただけに、会社分割の方が採用しやすかったとみられる。

       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -