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» 2021年11月20日 15時35分 公開

臭いが出ない! カメムシ捕獲グッズはヒットの予感パワースポットの地で(1/3 ページ)

触ると悪臭を発する「カメムシ」。寒い時期になると暖を求めて家の中に入り込んでくることが多いが、簡単にカメムシなどの害虫を捕獲できるグッズ「ぱっくりん」を島根県出雲市の浜村木材が開発した。

[産経新聞]
産経新聞

 触ると悪臭を発する「カメムシ」。寒い時期になると暖を求めて家の中に入り込んでくることが多いが、簡単にカメムシなどの害虫を捕獲できるグッズ「ぱっくりん」を島根県出雲市の浜村木材が開発した。結婚当初、カメムシが苦手だった妻のために、専務の浜村拓志(たくゆき)さん(46)が約8年かけて試行錯誤して生み出した力作だ。果たして完成したグッズを妻は喜んでくれたのか。

パワースポットの地で

 島根県東部に位置する出雲市佐田町にある浜村木材。佐田町は85%以上が森林で「日本一のパワースポット」と呼ばれる須佐之男命(すさのおのみこと)ゆかりの須佐神社が鎮座する山間の町だ。

photo ぱっくりんを開発した浜村拓志さん(左)と父の雅男さん=島根県出雲市

 「13年前に妻と結婚したとき、島根の中でも都市部出身の妻はカメムシをほとんど見たことがなかった」と拓志さんは話す。

 妻の智美さん(34)は家の中に大量のカメムシが入ってくるのに驚愕(きょうがく)。自身の手で駆除できず、見つけたカメムシの上に、紙コップをかぶせるのが精いっぱい。それを片付けるのは、仕事から帰宅した拓志さんだったという。

 「妻の嫌がるカメムシを、直接触らずに遠くから捕獲できたら」と、拓志さんはグッズの開発を決意。百円ショップに通っては、しゃもじや粘着クリーナーなどを購入しては「あーでもない、こーでもないと試していた」。

 ヒントは、8年前に知人の口から出た「マジックハンド」というキーワードだった。マジックハンドのような器具の先に粘着シートをセットすれば、床はもちろん、壁や天井にいるカメムシでも押し付けてシートにひっつけ、捕獲できるのではないか。父親で浜村木材社長の雅男さん(72)の協力も得て試作品作りを重ねた。

 持ち手をぐっと握ると先が閉じる形状のため、スムーズな閉じ方や、カメムシをつぶさないで捕獲できる粘着シートの隙間を計算し、ついに今年3月に完成。8月から正式に販売にこぎつけた。

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