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» 2021年12月22日 09時05分 公開

植物由来ワクチン「来年に7600万回分」 田辺三菱製薬社長日本での生産も

田辺三菱製薬の上野裕明社長が21日、産経新聞のインタビューに応じ、カナダの子会社メディカゴが開発中の植物由来の新型コロナウイルスワクチンについて、「早ければ来年中に最大で年間7600万回分の生産を目指す」との考えを明らかにした。

[産経新聞]
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 田辺三菱製薬の上野裕明社長が21日、産経新聞のインタビューに応じ、カナダの子会社メディカゴが開発中の植物由来の新型コロナウイルスワクチンについて、「早ければ来年中に最大で年間7600万回分の生産を目指す」との考えを明らかにした。米国で生産し、今後の感染状況次第では日本での生産も視野に入れるとした。

 カナダ政府とは最大7600万回分を供給する契約を結んでいる。上野社長は「日本とカナダ両政府の友好的な関係もあるので、お互いに融通し合えるようになるのではないか」と述べ、日本でも一部を供給できる可能性があるとした。

photo インタビューに答える田辺三菱製薬の上野裕明社長=21日、大阪市中央区(南雲都撮影)

 カナダ・ケベック州でも生産拠点の整備を計画しており、そこでは最大で年間10億回分の生産を見込む。「当面は海外で製造したワクチンを日本に持ち込むことになるが、将来も継続的に必要になるなら、国内での生産も否定するものではない」と語った。

 植物由来の「ウイルス様粒子(VLP)」タイプのワクチンをカナダで承認申請しており、来年3月までの供給開始を目指している。日本でも同月に承認申請し、来年度中の実用化を目指す。

 上野社長は「世界初の植物由来のワクチンを完成させて世の中に出すことができれば、ワクチンに新しい選択肢を提供するというミッション(使命)を実現できることになる」と話した。(井上浩平)

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