メディア
ニュース
» 2021年12月30日 06時30分 公開

NTT、高度デジタル人材を4倍増2400人へ 狙いは?人材の流動化が進みそう(1/2 ページ)

NTTの澤田純社長は、令和5年度までに高度デジタル人材を現状の4倍となる2400人に増強する方針を明らかにした。IT業界では、国内外で人材獲得競争が激化しており、ますます人材の流動化が進みそうだ。

[産経新聞]
産経新聞

 NTTの澤田純社長は29日までに産経新聞の取材に応じ、令和5年度までに高度デジタル人材を現状の4倍となる2400人に増強する方針を明らかにした。顧客企業の課題を解決するサービスの需要が拡大する中、中核的な役割を担うデジタル技術とビジネスの双方に精通した人材を育成する。IT業界では、国内外で人材獲得競争が激化しており、ますます人材の流動化が進みそうだ。

 NTTが強化するのは、ビジネスの企画立案など、現場の責任者にあたる人材だ。NTTのグループ全体での人員規模は現在で約600人。約2年で4倍に増加させる。

photo インタビューに応じるNTTの澤田純社長=15日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)

 その狙いは産業のデジタル化を見据えた法人ビジネスだ。光回線や第5世代(5G)移動通信システムの商用化などで高速通信が当たり前となり、通信設備の提供にとどまらず、課題解決型サービスで付加価値をつけることが成長には欠かせなくなった。顧客の事業を理解し、最適なITシステムを提供するための人材が欠かせない。澤田氏は「グループ内部からの育成でコア人材を増やしていく」と述べた。

 NTTはNTTドコモを完全子会社化。長距離固定通信の光回線を手がけるNTTコミュニケーションズとシステム開発のNTTコムウェアをドコモの傘下に収める新体制が令和4年1月に発足する。経営統合の目的も法人ビジネスの強化だ。ドコモは7年度までに、柔軟なシステム開発のための人員とすべての事業でデータ活用する人材をそれぞれ5000人規模に拡大する計画だ。

       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business & SaaS Days

    - PR -