「KITTE大阪」開業 旧大阪中央郵便局舎の一部を移設、地域アンテナショップの誘致も(1/2 ページ)

» 2024年08月09日 16時05分 公開
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 JR大阪駅の西側に位置する旧大阪中央郵便局跡地に7月31日、「KITTE(キッテ)大阪」と「大阪ステーションホテル」、劇場、オフィスの機能を備えた大型複合施設「JPタワー大阪」が開業した。この日、KITTE大阪と南北の通路でつながる「イノゲート大阪」と飲食ゾーン「バルチカ03」も開業し、梅田の新たなランドマークとして期待が高まっている。

photo 伝統を生かした梅田の新たなランドマーク「KITTE大阪」

 新設されたJR大阪駅西口改札を出て左に進むとKITTE大阪を象徴する1階アトリウム空間が広がる。広さ約600平方メートル、高さ22メートルの吹き抜け空間の北側3層分は、1939年に建てられた旧大阪中央郵便局舎の一部を曳家(ひきや)という手法で移設したもの。日本郵政不動産が運営する2階の「@JPカフェ」では、当時の床をそのまま再利用し、照明は創建時のデザインを再現した。窓の向こうにはJR神戸線の車両を間近で見ることができる。

 KITTE大阪の2階には、大丸梅田店からつながる歩行者デッキからもアクセス可能だ。日本各地のアンテナショップが集結する2階には、北陸3県や宮崎県、和歌山県湯浅町、岡山県倉敷市、高知県などが出店。物産や観光を中心に地域の魅力を集め、日本の良さを発見したり、再認識できる場所となっている。

 「大阪駅周辺は日本有数の激戦区。われわれが得意とする地域の情報ネットワークを生かせるテナントとして地域のアンテナショップを誘致した」(日本郵政不動産・開発本部商業施設室グループリーダーの平岡大典氏)。

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