飲食フロアも充実している。地下1階の横丁ゾーン「うめよこ」は“大人のたまり場”がコンセプト。「すし酒場・さしす」「たこ焼き発祥の店・会津屋」など地元大阪の人気店や、沖縄の「ポーたま」など関西初出店を含む17店舗が出店する。4〜5階のレストランフロアには、シンガポールの「東寶(ドン・バオ)」が日本初上陸したほか、高知の藁焼き鰹たたきの「明神丸」、名古屋の「ワンランク上の世界の山ちゃん」などが関西初出店した。
418室全室が30階以上という「大阪ステーションホテル オートグラフ コレクション」は、1874年に開業した初代大阪駅の地に誕生。29階のフロントは昔の駅の改札を模したアイランド型デザインが印象的だ。ロビー中央の「ウォーターステーション」では真鍮(しんちゅう)の蛇口でふるまい水が提供される。客室の番号表示には鉄道信号機の合図灯、ドアノブにブレーキハンドルを採用するなど随所に鉄道のモチーフがちりばめられているのも見逃せない。
「先代が紡いできた歴史と文化を継承しつつ、新しいホテルの歴史を作っていくために新たな取り組みをしていきたい」と、佐藤伸二総支配人。ウエルカムサービスの「飲む出汁」と「黄金糖」にも思いが込められている。 (フリーライター・橋長初代)
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