今回は早稲田大と慶應義塾大の現役進学率が高い学校を集計した、「早慶に現役進学できる学校ランク」をお届けしよう。
進学者数は全国の4380校にアンケートし、2358校から得た回答を基に、附属校や系属校などを除き集計した。海城(東京)やフェリス女学院(神奈川)など、現役進学率が高くても、未集計または非公表の学校もある。
合格者数が多いからといって、進学率が高いとは限らない。2024年度の一般選抜における早慶合計の合格者数ランキングは、1位開成(469人)、2位日比谷(367人)、3位渋谷教育学園幕張(344人)、4位聖光学院(341人)、5位湘南(325人)―。ベスト10の内、表にあるのは横浜翠嵐(5位)、浅野(8位)、渋谷教育学園幕張(9位)の3校のみで、合格者ランキング1位の開成にいたっては87位(10.4%)。早慶にたくさん合格しても、43年連続で東大合格者数ランクの開成は、東大進学者が多いためだ。
早慶に進学できる学校ランクをみると中高一貫校が強く9校を占める。その中には、早慶いずれかに同級生の35.9%が進学する1位の頌栄女子学院をはじめ、4位の洗足学園、10位の東洋英和女学院と女子校が3校入っている。予備校関係者は言う。
「女子は男子より現役進学志向が強いことが大きい。加えて男子の上位層は、東大が厳しいと東京工業大や一橋大を目指すが、女子は東大の次は早慶と考える傾向が強い。得意な英語を生かして、早慶の文系学部を目指す女子が多いことも理由でしょう」
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