牛丼チェーン大手の「すき家」で提供したみそ汁の中にネズミの死骸が入っていたとするグーグルマップのクチコミやこれを取り上げた報道があり、運営するゼンショーホールディングスは22日、同社のホームページ上でネズミ混入を認め謝罪した。
同社HPによると、混入があったのはすき家鳥取南吉方店(鳥取市南吉方)。同社によると、1月21日、客からみそ汁の中に異物が混入していると指摘があった。
同社によると、具材を椀(わん)に入れて複数個準備する段階で、そのうち一つにネズミが入っていた可能性があり、従業員が目視確認を怠ったため、客に提供されたという。他に同様の異物混入の恐れがある商品は客に提供されていないとしている。
同店は一時閉店し、異物混入に繋がる可能性のある建物のクラック(ひび割れ)などへの対策や従業員への衛生管理教育を実施し、発生2日後に営業を再開したという。同社は「全国の店舗に対しても、提供前の商品状態の目視確認を徹底するよう改めて指示を行った」と説明した。
その上で、「発生当初に当社が公表を控えたことで、事後の断片的・間接的な情報により多くのお客さまに不安と懸念を抱かせる結果となってしまった」として「ご迷惑とご心配をおかけしたことを改めておわび申し上げる」と陳謝した。
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