3万8500円のラグジュアリー日本酒になんと応募7万人、人気の理由は?(1/3 ページ)

» 2025年06月13日 18時30分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 高級日本酒ブランド「SAKE HUNDRED(サケ ハンドレッド)」を運営するClear(クリア、東京都渋谷区)が注目を集めている。海外の愛飲家も念頭に高品質・高価格の“ラグジュアリー日本酒”を編み出し、人を引きつけているからだ。消費者離れが続く日本酒に好感を持ってもらおうと、ウェブで酒の魅力を発信することにも力を入れるなど、市場の底上げに全力を挙げる。

photo 日本酒ビジネスで改革を起こしているClear代表取締役CEOの生駒龍史氏(提供)

 ラグジュアリー日本酒を標榜するSAKE HUNDREDでは、作り方や見栄えにこだわり抜いた、1本数万円から数十万円の高級日本酒を販売する。1本3万円超の720ミリリットル瓶が抽選販売になるなど、人気は拡大中だ。2025年大阪・関西万博の海外パビリオンでもVIPをもてなす日本酒としてふるまわれているものもある。従来の日本酒とは一線を画すことから、投資家サイドの期待も高く、資金調達額は累計で24億4千万円に達した。

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