万博の稼ぎ頭はパビリオンじゃない? 「シャインハット」前に人が集まる理由(2/5 ページ)

» 2025年07月13日 11時30分 公開
[産経新聞]
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「ペイラインは超える」

 会場管理など万博の運営費は1160億円で、このうち969億円(約84%)を入場券収入で賄う計画。これに加え、グッズや飲食関連を110億円(約9.5%)としている。

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 入場券販売について協会は、運営費を黒字化できる「損益分岐点」について、入場券の価格(平日大人6千円)などに基づき1840万枚と設定している。入場券販売は7月4日時点で約1554万枚となり、1500万枚を突破。協会幹部は「ペイラインは間違いなく超える。あとはどれだけ上積みできるかだ」と強調する。

 ただ、入場券販売の最終目標は2300万枚としており、損益分岐点は最低限のラインに過ぎない。何度でも入場できる通期パス利用者が多いことに加え、夏休み期間中はさらに割安な夏パスも投入される。協会のもくろみ通りの収益になるかは未知数だ。

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