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ドラクエ“生みの親”が苦言 リメーク版の「性別撤廃」に「誰か文句言う?」(2/2 ページ)
スクウェア・エニックスが11月に発売するリメーク版「ドラゴンクエスト3 そして伝説へ…」で、プレイヤーが男女の性別を選ぶ仕様が廃止され、「ルックスA」「ルックスB」から選ぶようになることについて、ドラクエシリーズの生みの親でゲームデザイナーの堀井雄二氏が、苦言を呈した。
リメーク「12歳以上」対象
国内のゲーム会社では、業界団体が性的表現や暴力表現などを審査する「CEROレーティング」を採用。対象年齢を全年齢対象から17歳まで「A」〜「D」に区切る4段階と、18歳未満に販売しないことを前提とする「Z」の計5つの区分に分けている。
ファミコン版のドラクエ3は多くの小学生が楽しんだが、リメーク版では12歳以上を対象とする「B」に該当している。
堀井氏の苦言に鳥嶋氏も同調。「絶対にやっちゃいけないことがいくつかあって、それさえやらなきゃ後はいい、という方がいい。(欧米の)コンプライアンス(法令順守)の考え方って本当に狭い。(漫画雑誌の出版でも)訴訟に備えて保険に入らなきゃいけない。本当に面倒くさい」と話した。
大手ゲーム会社では世界展開を見据えた開発が主流となっており、最も厳しい国や地域の規制に合わせなければならないのが現状となっている。(高木克聡)
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