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修学旅行で京都に行けない? その背景にある2つの理由(2/3 ページ)

インバウンド(訪日外国人)の急増や旅行費の高騰などを受けて、修学旅行の行き先を変更する学校が出始めている。

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産経新聞

宿泊施設にも悩み

 修学旅行を受け入れる宿泊施設側にも悩みがある。修学旅行のような大口契約は通常1、2年前に交わされるが、その後、物価が高騰。長年にわたって修学旅行を受け入れてきた京都市内のある旅館の担当者は「仕入れ先を見直すなど工夫をしているが、かなり利益を圧迫している」と苦しい現状を打ち明けた。

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多くの観光客で溢れる産寧坂(三年坂)=1月、京都市東山区(渡辺大樹撮影)

 また、修学旅行は全館貸切での受け入れが基本だが、少子化により一度に受け入れる児童生徒数も減少しているという事情もある。

 担当者は「修学旅行は非常に大切で長年学生ファーストで頑張ってきたが、京都から行き先を変更する学校が増えればより厳しい状況になる」と肩を落とした。

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