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中央線グリーン車が有料化、どうなった?
JR東日本の中央線快速電車(東京−大月)と青梅線(立川−青梅)のグリーン車の有料化が15日に始まり、17日に初めての平日を迎えた。
JR東日本が運行する中央線快速電車(東京−大月)と青梅線(立川−青梅)のグリーン車の有料化が15日に始まり、17日に初めての平日を迎えた。午前11時現在で大きなトラブルは確認されないものの、無料と間違えて乗車した客が乗務員に移動させられたり、グリーン車前後の3号車や6号車が混雑するケースがみられた。
12両編成の中央線快速の前から4、5両目が2階建てのグリーン車となっており、15日からは運賃とは別にグリーン料金が必要となった。東京駅−八王子駅など50キロまでは大人1010円。交通系ICカード「Suica(スイカ)」やモバイルスイカを利用した場合は750円かかる。
グリーン車は2両合計で座席定員は180人。全席に電源コンセントとドリンクホルダー付きのテーブルを設置。有料化後はWi−Fiやトイレなどの使用も可能になり、「グリーンアテンダント」とよばれる乗務員が乗客をサポートするなど普通車両にはないサービスが受けられる。
ただ、指定席はないため、満席時には座れない場合もある。また、グリーン車の通路やデッキなどに立って乗車した場合もグリーン料金が必要になる。満席で普通車両に移る場合は、利用しなかった確認をした上で払い戻しに応じる。
中央線では昨年10月から「お試し期間」として、グリーン車の無料運行サービスを実施していた。
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