2015年7月27日以前の記事
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サントリー「ゼロッパ」で“酒の風味”を再現 ノンアルの常識を超える

サントリーは8日、酒のような風味や余韻が楽しめるノンアルコール飲料のベースとなる飲料を発売すると発表した。全国の飲食店などで9月16日から、このベース飲料を使ったノンアル飲料の提供を始める。

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産経新聞

 サントリーは8日、酒のような風味や余韻が楽しめるノンアルコール飲料のベースとなる飲料を発売すると発表した。全国の飲食店などで9月16日から、このベース飲料を使ったノンアル飲料の提供を始める。

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サントリーが今秋発売するノンアルコール飲料のベースとなる「ZEROPPA」=8日午後、東京都港区

 飲食店に向けに新発売するノンアル飲料のベース飲料は「ZEROPPA(ゼロッパ)」。チューハイの焼酎、ハイボールのウイスキーに当たるノンアル飲料の「素(もと)」で、焼酎やウイスキーを蒸留してアルコール分を取り除いた「エキス」をブレンドした。

 ソーダやコーラなどさまざまな清涼飲料とゼロッパを4対1の割合で混ぜ合わせることで、アルコールの持つ風味や香りが感じられるノンアル飲料を簡単に作ることができ、「お酒のような複雑な味わいや余韻が楽しめる」という。

 飲食店ではビール味のノンアル飲料が中心だが、ゼロッパを使うことで多彩なノンアルメニューの展開が可能になるという。500ミリリットルのペットボトル入りで希望小売価格は税抜き400円。1本で15杯程度のノンアル飲料が作れる。

 サントリーのノンアル飲料は現在、飲食店や温浴施設など約5万7千店で扱われている。ゼロッパは今年中に取り扱店舗を1千店、2〜3年のうちに5千店舗以上に拡大したい考え。

 福本匡志ノンアル部長は「ノンアルコールをよりポジティブに生活の中に取り入れてもらうことを目指したい」と話した。

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