2015年7月27日以前の記事
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酷評の不人気万博が一転 「#大阪万博」が6倍に増えた理由(1/4 ページ)

前売り不調、ネガティブ情報の拡散――。一時は期待薄とされた大阪・関西万博だが、SNSを通じて評価が一変。現地の“生の声”が人々の来場意欲を高めている。

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産経新聞

 「並ばない万博」を掲げ、パビリオン入場の事前予約が不可欠とされる大阪・関西万博。しかし、来場前の予約がなくても問題なく楽しめる。

 7月の週末に万博会場を訪れた2人の小学生の子供を持つ大阪市の30代女性は、事前予約の抽選は全て外れていたが、会場に着くなりスマートフォンで交流サイト(SNS)のインスタグラムに「万博」「予約なし」「子連れ」と入力。すぐに予約不要でも楽しめるパビリオン一覧や、真っ先に土産を買うなど混雑を避けられるルート、子供が楽しめる遊具の位置などの情報であふれた。

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 ビールや軽食をテイクアウトできる場所の情報も確認し、悠々と会場を回っていると「キャンセル待ちで入れるパビリオン」の投稿を基に人気パビリオンの予約を確保。帰宅途中に自分が投稿した動画にも、多くの閲覧歴がつけられていた。

 SNSの万博情報は臨場感にあふれ、来場意欲をかきたてる。影響力のあるインフルエンサーの投稿も多く、情報発信は過熱状態にある。2005年の愛知万博ではなかった事象で「SNS万博」といえる状況だ。

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