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40年前にあった夢の列車「カートレイン」、人気と消滅の理由(1/3 ページ)

今から40年前の昭和60年7月、東京−北九州間にマイカーとドライバー、同乗者を同時に運ぶ臨時列車「カートレイン」が登場した。

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産経新聞

 今から40年前の昭和60年7月、東京−北九州間にマイカーとドライバー、同乗者を同時に運ぶ臨時列車「カートレイン」が登場した。寝台車で寝ている間に車とともに移動する「陸のカーフェリー」。鉄道の定時制、高速性が生かされ、運転の疲労軽減につながる便利さうけ、誕生当初は人気を集めた。

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「カートレイン九州」はブルートレインの20系を使用。電源車も連結した(写真は20系の急行銀河)

 運行されたのはお盆、年末年始、大型連休。積み込む列車の近くまで車を乗り入れる必要があるため、発着は貨物駅。東京は汐留(東京都港区)、九州は東小倉(北九州市小倉北区)だった。乗客自らが車をパレットに載せ、係員がフォークリフトで貨車へ積み込む。乗客は車を離れ、ブルートレインのA寝台車に乗り込む仕組みだ。貨車1両に積める車は3台。当初は4両を連結しており、計12台を運ぶことができた。

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