産業×IT 〜デジタル化の波は業界をどう変革させるのか〜

デジタル化の波が大きなうねりとなって日本企業に押し寄せている。デジタル化がもたらす 影響は、既存の産業構造やビジネスモデルを変えてしまうだけでなく、例えば自動車業界におけるGoogleの ように、新しいプレイヤーによる既存産業への参入を容易にしていくであろう。デジタル化によって新たな競争優位を 作ることは、どの産業、どの企業にとってももはや待ったなしの至上命題だ。本特集では、自動車、製造、物流、小売、 金融、医療、サービスとさまざまな業界に与えるデジタル化の影響と、新たに生まれようとしているビジネスの芽に フォーカスをあてる。

自動車業界最前線

オートモーティブワールド2017:

「オートモーティブワールド2017」(1月18〜20日、東京ビッグサイト)では、クルマをより便利にする技術だけでなく、先進化に伴うリスクを軽減する技術の展示も。ミラーレス車や「つながるクルマ」をより安全に使う技術が提案されていた。

(2017年1月23日)
オートモーティブワールド2017:

1月18日に開幕した「オートモーティブワールド2017」で、トヨタ自動車と日産自動車の技術担当役員が自動運転などの技術開発の取り組みについて語った。

(2017年1月18日)

自動運転技術――。その実用化は公共交通機関で加速すると言われており、既に世界各地でその予兆が見えはじめている。世界初の自動運転タクシーサービスを開始した米国のベンチャー企業nuTonomy(ヌートノミー)、自動運転小型バス「ARMA」を公道で走らせるBestMile(ベストマイル)の取り組みなど、最新の事例を交えながら解説しよう。

(2016年10月3日)
加谷珪一の“いま”が分かるビジネス塾:

シェアリング・エコノミーの台頭や、自動運転技術の進化によって激変するタクシー業界――。そのような中、東京のタクシー初乗り運賃を410円にする実証実験が8月から始まった。その狙いは、単に近距離のタクシー需要を喚起するだけではない。

(2016年9月26日)

米国のIT企業Uber Technologiesが展開するライドシェアにタクシー業界は猛反発している。しかし、このサービスには過疎地における交通手段の問題を解決する期待が大いにあるのだ。

(2016年7月27日)

トヨタ自動車の敵は、もはや自動車メーカーではなくIT企業などの異業種である。そして、その最大の敵はやはりGoogleだろう。本稿ではGoogleとトヨタに焦点を当て、自動運転における両社の動きを解説する。

(2016年7月8日)

ITなど異業種から参入した新たなプレイヤーと、それを迎え撃つ自動車メーカー。本特集では、道路という古くて新しいネットワークを舞台に始まった次世代の競争を追う――。

(2016年6月28日)

デジタル教育特集

中高生向けプログラミング教育で急成長:

のべ2万人以上の中高生が参加するプログラミング教育がある。運営するのは気鋭のベンチャー、ライフイズテックだ。同社が取り組む教育改革とは何だろうか?

(2016年9月29日)

先進的な教育を実践するつくば市には、全国から教育関係者などがひっきりなしに訪れている。特に今、注目を集めているのが「ICT教育」だ。同市のユニークな取り組みを見てみよう。

(2016年8月25日)

関連記事

本田技研工業(ホンダ)はソフトバンクと共同でAI(人工知能)技術「感情エンジン」をクルマに活用するための研究を始める。

(2016年7月22日)

DeNAとヤマト運輸が自動運転を活用した次世代物流サービスの開発を目指す「ロボネコヤマト」プロジェクトを始める。

(2016年7月20日)

日産自動車は自動運転技術「プロパイロット」を搭載したミニバン「セレナ」の新型を8月下旬に発売する。

(2016年7月13日)

ディー・エヌ・エーは、私有地での無人運転バスを使用した交通システム「Robot Shuttle(ロボットシャトル)」を8月から運用する。

(2016年7月7日)

トヨタ自動車はUber社とライドシェア領域で戦略提携する。

(2016年5月25日)

トヨタは人工知能技術の研究・開発を行う新会社をシリコンバレーに設立する。

(2015年11月6日)
人とくるまのテクノロジー展:

自動車の技術展「人とくるまのテクノロジー展 2016」では、“近未来”のコックピットを展示している企業ブースに、デモを体験しようと多くの人が集まった。デンソーなどが考える、自動運転時代のコックピットとは?

(2016年5月27日)
東京モーターショー2015:

三菱電機は「東京モーターショー2015」で運転支援系コンセプトカー「EMIRAI3 xDAS」を披露した。より安全で快適な運転を支援するという。

(2015年10月29日)

日本IBMと企業教育研究会はIoTに関する授業プログラムを公立中学・高校向けに開発した。

(2016年9月14日)
新連載・意外と知らない教育現場のいま:

昨今はブームとも呼べる教育のICT化。ITツールを使えば、果たして学びは劇的に変わるものなのか。そして、小中でのプログラミング授業必修化は正解だったのだろうか――ジャーナリストの鈴木隆祐が読み解く。

(2016年6月21日)
意外と知らない教育現場のいま:

少子化による18歳人口の減少期突入を目前とし、各大学は生き残りに必死だ。そこで「国際化」はどこも標榜するフレーズで、英語教育への傾注もまたしかり――今回は山梨学院大学のiCLA学部を例に、大学の国際教育についてお伝えする。

(2016年7月29日)
新連載・繁盛店から読み解くマーケティングトレンド:

平均単価は約5万円、中には15万円を超えるランドセルも。数年前から小学生向けランドセルの高価格化が進んでいます。そしてまた、値段が高くても売れているのです。その背景にはどのような消費トレンドがあるのでしょうか。

(2016年6月8日)