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相撲文化発祥の地・両国、友綱部屋の跡地に立てられたのが、このちゃんこ「巴潟」である。「巴潟」は昭和10年代に活躍した(最高位・小結)、函館出身の力士の四股名。小兵ながらも、スピード感溢れる動きで「弾丸」と謳われる人気力士で、その後九代目友綱部屋を襲名した。そして相撲協会退職後に開いたのがこの店である。現在、両国のちゃんこ料理屋は数多くあるが、その中でも屈指の人気店として連日の賑わいを見せている。
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「国見山ちゃんこ」は鶏ガラベースの塩味のスープに、新鮮な野菜、肉、魚介をぎっしり詰め込んだちゃんこだ。スープは、毎朝6時から脂分を丁寧に洗った生のガラを6時間かけてじっくりと煮込み丹念にアクをとったもので、自然な優しさの中の、しっかりと滋味深い味が印象的。食事の最後まで楽しめる味わいだ。 |
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スープが温まってきたら、えのき、水菜、肉以外の食材を鍋にいれていき、最後に残りの食材を加えて完成。それぞれ取り分けた器に、好みで、テーブルですり下ろしたゴマを入れて食べる。すべての食材の味が、塩スープの中で見事に融和しあっていて、どんどんスープの美味しさが増していく。また、優しいが実にしっかりした、新鮮な鰯ならではのつみれの味がたまらない。肉が好きな人には追加オーダーでで「特選和牛(横綱)」がオススメ。仙台の黒毛和牛の霜降り肉を、サッと、しゃぶしゃぶのようにしていただくと、肉の旨みが存分に味わえる。残りのスープはもちろん、雑炊やうどんで残らず堪能したい。ちなみに塩ちゃんこでのシメのオススメは雑炊だ。 |
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