デザイン家電という分野を本物の領域に押し上げ、「デザインがあることは当たり前」という認識を浸透させたと言っても過言ではないリアル・フリートの家電ブランド「amadana」。同ブランドの製品では最大サイズとなる冷蔵庫でも、そのデザイン性は保たれている。冷蔵庫では、持ち手部分に木材を使用し、温かみを出している。 同様にイギリス生まれの小型家電ブランド「Morphy Richards」でも、木材をポイントに使用したトースターがある。同じ木材でも使い方によって印象が全く違っている。その使い方にも注目したい。 |
最近のマンションは、キッチンとダイニングを分けないスタイルのものが多い。キッチンが来客から見えても恥ずかしくないよう、「もてなしを知る冷蔵庫」というコンセプトのもとに、持ち手に天然木の強化木を使用し、静かなたたずまいをもつデザインを踏襲している。 |
1935年、Donal MorphyとCharles Richardsにより設立された「morphy richards」はイギリスで最も親しまれている小型家電メーカーだ。このトースターは焼き温度の調整はもちろん、冷凍パン・温めなおし・ベーグルなど、用途に応じたボタンを備えている。 |
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収納するためのケースとなると、たいてい周囲に溶け込み、違和感がないことを前提にしている。しかし、そこにあえて強く主張するデザインを提案しているのがこのワインクセラーだ。 |
江戸中期の琳派の絵師・渡辺始興の「吉野山図」をモチーフに、金・銀・プラチナの箔を用いてちぎりえの様に描いたもの。 |
ラピスブルーと同じ製法で、淡いエメラルド系のクリア塗装を施している。 |
黒の漆仕上げの後、硫黄でいぶしてブルーの発色をさせた銀箔を貼りこみ、さらに淡いブルー系のクリア塗装を施した。 |
赤の漆で仕上げた表面に金蒔絵の椿を描き、あめ色の漆を何層にも塗って表面をフラットに仕上げたもの。 |
リアル・フリート http://www.amadana.com/ (冷蔵庫) |
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取材・文/+D Style編集部