焼酎ぐびなび
第七回 「焼酎と色」人生いろいろ 焼酎いろいろ
九州はいわゆる南国の色が濃い文化である。そのせいもあって、ラベルの銘柄のユニークさは日本酒とは一味違った趣きがある(最近は日本酒もずいぶんと変わった銘柄名や凝った容器も増えているが)。 本日はそんな「焼酎と色」についていろいろ考えてみようと、四谷にある「合点承知之助(がってんしょうちのすけ)」にやって来た。四谷から2000年11月年にスタートしたこのお店は、現在は四谷のほかに秋葉原、早稲田、新宿の4店舗あり、それぞれ支店によって、個性をもったレイアウトになっている。 |
ずらっと並んだ焼酎は、メニューにあるもの、ないもの合わせてなんと約500種類の品揃え。しかも、お客さんの目に見える棚にずらっと陳列されているのが特徴で、その光景はなかなか圧倒されるものがある。
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メニューを詳しく見ていくと…。まず「薩摩」や「芋」、また黒麹から名前をとっている「黒○○」みたいな名前が目立つ。面白いところでは「問わず語らず名もなき焼酎」(大山甚七商店)などが目に付いた。ラベルの色は白、ベージュ、茶色っぽい色が多いものの、千差万別。なかでも「伊佐美」の水色の空に真っ赤な太陽をイメージしたラベルはひときわ目を引く。 |
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この店ではメニューを見て飲む焼酎を決めるのではなく、並んだ焼酎を目で楽しみながら、好みのラベルで選んでみるなんていうのも楽しみかたのひとつだ。 |
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焼酎もさることながら、この店はつまみももちろんウマい! 名物は黄金色が鮮やかな「芋カリ」。丸ごと一本のさつま芋を細長く切ってカリッカリに揚げたもの。さらに味付けのトッピングを「はちみつバター」、「シナモン」、「チョコレート」、「マヨネーズ」、「ケチャップ」から選べるのも嬉しい。 |
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他にも「大山しゃも」をつかった地鳥料理の数々。ほのかなピンクの地鶏の刺身に、真っ赤な熊本の馬刺しなど、焼酎にぴったり合う食事のオンパレード。素朴ながらもしっかりした風味の数々に舌鼓を打つ。 |
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最後に、とっても気さくなキャラクターの店長・吉田さんと一緒に撮影させていただいた。これだけのラインナップの隅から隅まで頭に入っているのが素晴らしい。 |
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筆者紹介
橋本 裕之(ハシモト ヒロユキ)
有限会社デジほん社長 SSI認定焼酎アドバイザー。
株式会社ダイヤモンド社で編集者として『旨い!本格焼酎』(著・山同敦子)の企画、編集などに携わる。また、モバイルサイト情報誌『iして! ケータイサイトの歩き方』の編集統括を務めた以降はモバイル業界に関わるようになり、株式会社ドワンゴを経て、2005年6月に独立し有限会社デジほんを設立。デジタル、アナログを問わず、コンテンツを広くプロデュース、運用している。最近ではスケート界の裏を深くえぐった『愛するスケートに何が起こったのか?』(著・渡部絵美)を手がけている。
http://www.digifon.jp/
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