カカクコムは運営する「価格.com」から得られたデータを集計したリポートサイト「価格.com トレンドニュース」より、デジタル一眼カメラについてのリポートを公開した。ソニー「NEX」シリーズのヒットもあり、いわゆるミラーレス一眼の急伸が目立つという。
価格.comの「デジタル一眼レフカメラ」カテゴリにおける、デジタル一眼レフとミラーレス一眼のアクセス数を比較したところ、2009年春先までの両者のアクセス数比率は9:1程度であったものの、2009年7月のオリンパス「E-P1」の登場で比率は8:2となり、2010年5月のソニー「NEX」発表以降は6:4に迫る勢いを見せている。
メーカー別にアクセス数の推移を見ると、キヤノンとニコンの2大メーカーを含めた大半のメーカーがアクセス数を落としている中、ソニーのみが今年春以降に大きな伸びを示している。
ただ、E-P1やDMC-GF1などマイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼を手掛けるオリンパスとパナソニックのアクセス数も下落傾向にあり、リポートでは「(マイクロフォーサーズ規格)製品サイクルがすでに2世代目、3世代目となっている今、製品自体の目新しさがなくなってきているのでは」と指摘している。
リポートでは、NEXシリーズの人気は価格面にも要因があると分析している。オリンパスおよびパナソニックのミラーレス一眼はダブルレンズキットの登場時実売価格が、比較的低価格に抑えられたE-PL1でも約9万円だったが、NEXシリーズでは上位機のNEX-5ですらダブルレンズキットが約8万5000円であり、「値ごろ感が強い」とリポートでは評価している。
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